介護福祉士国家試験とは?第39回の日程・申込期間・受験資格・合格率・パート合格制度まとめ
第39回介護福祉士国家試験(令和9年1月31日実施)の申込受付期間・受験手数料・受験資格のルート・出題形式と合格基準・第38回の合格率、そして第38回から始まった「パート合格(合格パートの受験免除)」制度を、厚生労働省と試験センターの発表をもとに整理しました。
最終更新:2026年7月28日
1介護福祉士とは
介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法にもとづく介護分野で唯一の国家資格です。心身の状況に応じた介護を行うとともに、本人やご家族への介護に関する指導を行う専門職として位置づけられており、施設や事業所ではリーダー職・サービス提供責任者などの要件になっていることもあります。
資格を得るには、介護福祉士国家試験に合格し、登録を受ける必要があります。試験は年1回、例年1月下旬の日曜日に筆記試験が実施されます。
2第39回(令和8年度)の日程と申込
第39回介護福祉士国家試験の日程は次のとおり公表されています。
| 筆記試験日 | 令和9年1月31日(日曜日) |
|---|---|
| 申込受付期間 | インターネット申込:令和8年7月22日(水)9時30分〜9月2日(水)23時59分 郵送申込:令和8年9月2日(水)まで |
| 受験手数料 | 20,510円 |
| 試験地 | 全国35試験地 |
| 合格発表 | 令和9年3月23日(火)午後(試験センターのホームページに掲載)/結果通知は令和9年3月26日(金)発送 |
出典:厚生労働省「第39回介護福祉士国家試験の施行について」/社会福祉振興・試験センター「令和8年度 第39回介護福祉士国家試験」
3受験資格――代表的なのは「実務経験ルート」
受験資格には複数のルートがあり、代表的なものは次のとおりです。
- 実務経験ルート――介護等の業務に従業期間3年以上(1,095日以上)かつ従事日数540日以上従事し、実務者研修を修了した方(実務経験+介護職員基礎研修・喀痰吸引等研修の組み合わせもあります)
- 養成施設ルート――介護福祉士養成施設を卒業した方
- 福祉系高校ルート――福祉系高校等を卒業した方(入学年度によって要件が異なります)
- EPAルート――経済連携協定にもとづく介護福祉士候補者の方
「従業期間」と「従事日数」の違い
- 従業期間=対象となる施設・職種での在職期間。産休・育休・病休などの休職期間も含みます。
- 従事日数=実際に介護等の業務に従事した日数。休暇・欠勤・出張・研修などで介護業務に従事しなかった日は除きます。
- この両方を満たす必要があります(片方だけでは受験できません)。
出典:社会福祉振興・試験センター「受験資格:実務経験+実務者研修」/同「受験資格」
実務経験の対象となる施設・事業や職種は細かく定められています。ご自身が該当するかどうかは、必ず試験センターの受験資格ページと『受験の手引』でご確認ください。
4出題形式と合格基準――「11科目群すべてで得点」が関門
筆記試験は125問・125点満点(1問1点)です。合格するには、次の2つを両方満たす必要があります。
- 総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上を得点すること
- 11の試験科目群すべてにおいて得点があること(1つでも0点の科目群があると不合格)
11科目群は、人間の尊厳と自立/介護の基本、社会の理解、人間関係とコミュニケーション、生活支援技術、こころとからだのしくみ、発達と老化の理解、認知症の理解、障害の理解、医療的ケア、介護過程、総合問題です。
パートごとの配点
後述するパート合格制度にあわせて、試験はA・B・Cの3つのパートに分かれ、配点は次のとおりです。
| パート | 科目群数 | 配点 |
|---|---|---|
| Aパート | 4科目群 | 60点 |
| Bパート | 5科目群 | 45点 |
| Cパート | 2科目群 | 20点 |
5パート合格(合格パートの受験免除)制度
第38回試験から、科目群を3つのパートに分けてパートごとに合否を判定する「パート合格」制度が導入されました。全パートの総得点で合格基準に届かなかった方でも、あるパートについて基準点以上を得点し、かつそのパートを構成する科目群すべてで得点があれば、そのパートは合格として扱われます。
- 合格したパートは翌年・翌々年まで受験が免除されます。
- 免除の対象者は、受験申込時に「全パート受験」か「不合格パートのみ受験」かを選べます。
- ただし不合格パートのうち一部のパートだけを受験することはできません。
- 第39回でパート選択ができるのは、第38回でパート合格に該当した方のみです。初めて受験する方は全パート受験になります。
第38回では、Aパート3,935人、Bパート1,509人、Cパート6,181人がパート合格となりました。
出典:社会福祉振興・試験センター「パート合格(合格パートの受験免除)について」/厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験合格発表について」
6合格率の目安
直近の第38回(令和8年1月25日実施)の結果は次のとおり公表されています。
| 回 | 試験日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 第38回 | 令和8年1月25日 | 78,469人 | 54,987人 | 70.1% |
出典:厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験合格発表について」
合格率だけを見ると7割前後で「やさしい試験」に見えますが、受験者の多くは受験資格を満たした実務経験者や養成施設の修了者です。また、合格基準点は年度ごとの難易度で補正されるため、「毎年◯点取れば受かる」という固定の目安はありません。第38回の合格基準点は厚生労働省の合格発表資料で公表されています。
7勉強法
以下は一般的に言われている進め方の一例で、必ずこの方法で合格できると保証するものではありません。働きながら受験する方が多い試験ですので、ご自身の生活リズムに合わせて調整してください。
- 苦手科目を「捨てない」――11科目群すべてで得点が必要なため、1科目でも空白のまま本番を迎えると、他がどれだけ取れていても不合格になります。まずは全科目群に一度は触れることが最優先です。
- 出題数の多い分野に時間を配分する――配点はパートによって偏りがあります(A60点・B45点・C20点)。まんべんなく触れたうえで、配点の大きい領域に学習時間を厚くすると効率的だと言われています。
- 事例問題(総合問題)に慣れる――知識をそのまま問うのではなく、利用者の状況を読んで判断する形式です。文章量が多いため、時間内に読み切る練習が必要です。
- 間違えた問題を期間を空けて解き直す――一度で覚えられる方は少数派です。復習の間隔を意識すると定着しやすいとされています。
- 直前期は本番と同じ125問を通しで解く――科目群ごとの得点を毎回確認し、0点の科目群が出ないかをチェックしましょう。
8問題集アプリ「カイゴトール」
ここまでの内容を踏まえて、スキマ時間にスマホで学習を進めたい方向けに、介護福祉士国家試験対策アプリ「カイゴトール」を開発・運営しています。
- オリジナル問題875問(13科目を網羅)
- 本試験と同じ125問の本番形式模擬試験
- 11科目群の「0点なし」判定と、科目群別の弱点分析
- パート合格制度に対応――合格済みパートを記録すると、残りのパートだけに絞って出題できます
- 受験資格ルートチェッカー・キャリアガイド・介護事故に学ぶ事例集
- ふりがな表示――ワンタップで画面全体の漢字にふりがなを付けられます
- 買い切り制(¥980・追加課金なし)/無料枠あり
9運営者情報
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